
道行き
Collaboration with: Daikichi Yoshida (ヨシダダイキチ)
on: June 16, 2015
at: Uplink Shibuya, Tokyo
A live session of aroma and sitar in the darkness of a movie theater. Mr. Daikichi Yoshida is active all over the world as a sitar player.
The live performance was almost without meeting, and we cherished the live feeling of the moment. The fragrance was created to match the scene of the sound. The sound reflects the scent, and the scent reflects the sound. The live performance was full of tension with such interactive feedback.
It started with the heavy sound of the bass sitar, and halfway through, the sound became full of the activity of the sitar. After the performance, it was revealed that Yoshida-san actually played a scene from “The Tale of the Heike” in which Benkei and Yoshitsune fight.
Contrary to our expectations that many people would fall asleep because of the darkness, everyone seemed to be awakened to a worldview they do not normally experience.
映画館の暗闇の中での、香りとシタールのライブセッション。ヨシダダイキチさんは、シタール奏者として世界中で活躍されています。
ライブはほぼ打ち合わせなしで、その時のライブ感を大切にしました。香りは音のシーンに合わせて薫香しました。音が香りに映り、香りが音に映る。そんな双方向フィードバックの緊張感あふれるライブとなりました。
まずベースシタールの重厚感ある音で始まり、途中からシタールの活動感溢れる音に。演奏後に明らかになったのは、ヨシダさんは実は「平家物語」の弁慶と義経の戦うシーンを奏でたとのことでした。
暗いので寝る人も続出するのではというこちら側の予想を裏切り、みなさんふだん体験しない世界観に覚醒したようでした。





暗闇の静寂を確保するため、録画もしませんでした。そのため、パフォーマンス最中の記録は全く残っていません。お客様のテスティモニーをご紹介します。
Testimony:
最初のわかりやすい薫りからはいって、松っぽい香りが
間にはさまれながら、だんだんとインドの世界にはいり
そして経験のない香りの世界が見えてきて、最後に日本
和に戻るストーリーと初めての経験の音とで宇宙空間に
入った気分でした。癒しというか身体がどきどきわくわくして
くる力を感じました。同伴したxxさんも身体が舞った
ようです。また上田さんの世界を感じる機会を楽しみに
してます。
(東京大学 東原和成教授)
太古の昔の記憶を静かに呼び覚まされたような感覚でした。 異国情緒がありながらも日本人の心の奥底に通じる音色と、香りと、暗闇。何もないようで、でも実はそれらが満ちた空間と時間。とても落ちついた瞑想にも似た感じ。なんとなく思い浮かんだイメージは、終わりに近いたき火を囲んでだったり、夜の薄暗い家の中で囲炉裏を囲んでだったり、なんとなく、皆が小さな炉の明かりを円形に囲んで、音楽と香りとnonverbal な人のつながりの輪の中でゆったりと自由にくつろいで、座ったり寝そべったりしている光景。 一日の終わりに別世界を体験してまた新しく世の中に出てきた気分。(YOKO T.)
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マルチな活動を展開するシタール奏者ヨシダダイキチと“嗅覚アーティスト
”ウエダマキの二人が、UPLINKの空間全体を使って行うスペシャルライブ!
シタールの音色と匂いが織りなす宇宙を五感全開でご体験ください。
*当ページでの[参加予定]では予約完了とはなりませんのでご注意下さい。
(予約方法:下記参照)
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【日時】6/16(火) 19:00 open / 19:30 start
【会場】UPLINK FACTORY http://www.uplink.co.jp/
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階
【出演】Yoshida Daikiti (スルバハール)
MAKI UEDA (嗅覚アーティスト)
【料金】予約:2,500円 / 当日:3,000円 *共に+1ドリンク500円
【予約】http://www.uplink.co.jp/event/2015/37877
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【出演者プロフィール】
◆ ヨシダダイキチ:http://www.yoshidadaikiti.net/
200年近くに渡りシタールの可能性を探求しているイムダッド派の7代目ウスタッド・シュジャート・カーンの弟子。
YOSHIMI(ボアダムス/ooioo)、U-zhaanとのユニット「SAICOBABA」、様々なアジア楽器のポリリズムと歌唱法を取り入れた「AlayaVijana」、シタール5~30台を使ったユニット「sitaar-tah」などで国内外のレーベルより多数のアルバムをリリース。また、「ファティマとセミラ」「テュリ」をUAに楽曲提供、プロデュース。インド楽器、バリ・ガムランなど多彩なアジア音楽でアレンジした、奄美民謡の朝崎郁恵のアルバム「はまさき」をプロデュース。フジ・ロック・フェスティバル他、多数のフェスティバルやTV、ラジオ番組への出演。シタールやインド音楽に関する本「シタールのほん」執筆。他、民謡~ポップス~現代アートなどインド古典音楽に留まらずボーダレスに活躍。
◆ ウエダマキ:http://www.ueda.nl/
嗅覚とアートの融合を試みる「匂いのアーティスト」。
匂いを素材として作品を制作・発表する。現在は石垣島を拠点とし、ヨーロッパを中心に世界各地で展示やワークショップを行う。約10年のオランダ生活経験があり、オランダ王立美術大学でも定期的に嗅覚アートを教えている。欧米で流行の兆しを見せ始める嗅覚アートのリーディング・アーティストのひとり。