ウォーク&スニフ (WALK’N SNIFF)

嗅覚のための1時間散策ワークショップ(2009)

 

ゴール:

  • ある一定のエリアを、嗅覚の視点から再発見する
  • 鼻の使い方を学ぶ
  • 現代生活と自然のつながりを知る:例)木の幹に生えてるオークモスが、抽出されて、香水に使われているという事実を、実物を嗅ぎながら知る。

 

日時:2009年8月23日&24日

場所:オランダ・ライデン Kooipark (公園)にて

 

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オランダの自然で最もよく見かける、松。葉を揉んで匂いを嗅ぐと、レモンやオレンジ、ミントのようなスッキリする香りがします。


松の子供の、松ぼっくりはどうでしょう。香りがとても似ているでしょう。


おなじみのローズ。ローズは溶剤抽出法、あるいは蒸溜法で抽出されます。それぞれの特徴を説明しました。


オランダ語で Kampafoelie というそうです。百合、ジャスミン、ローズ様の香りです。


この花、いい匂いがするかと思いきや、全然! でも葉っぱの方はいい香りです。胡椒、グレープ、オレンジといったところ。


「これ、オレンジの香りとそっくりね!」


オランダ全土、どこにでも生えている klimop。この花はフキのような脂っこい匂いがします。オランダの秋の夕べを覆います。


Vlinderstrook という、オランダ人にはおなじみの花。白と紫を比べました。白の方がバニラっぽく少女のようで、紫の方がセクシーな香り。


Rozenbottelの葉っぱは、アップルの様な香りがします。


この草、ミントかと思いきや・・・ 
「うわ! 変な匂い!」
「何かの匂いに似てるね」
「そう・・・ペットショップの匂いみたいね」
「そうそう、ほら、鳥カゴの匂いじゃない?」

・・・こんなふうに、参加者の力を合わせながら焦点を絞っていくと、けっこう面白い匂いの連想ゲームができるんですよ。ひとりではとても辿り着けません。

 

このワークショップは、ライデン市立美術館 De Lakenhal のワークショップ・プログラムの一環として行われました。